日仏会館は2023年6月15日、来年に創立100周年を迎えるにあたり、日本全国に散在する日仏協会を集めて相互に友好を深める交流会を開催した。日本には55団体の日仏協会があるが、このうち私たち自由ヶ丘日仏協会を含め17団体が参加した。
交流会では、日本各地の日仏協会の自己紹介ならびに活動報告を行う時間が設けられた。「郷土とフランス」という視点にたった資料の作成と図書館への寄贈、写真展の開催、出版事業、あるいは、鶴岡八幡宮など文化財を利用したイベントの開催など、多彩な報告がなされた。当協会は9月2日に開催される国際親善みこしを紹介し、幅広い参加を呼びかけた。
日仏会館は、渋沢栄一とポール・クローデル等によって「日仏両国の協力によって相互の文化研究を行い交流を図り、進んでフランス語並びにフランス科学の普及を図る」を目的として、1924年に設立された財団法人である。シンポジウムは一般に無料で公開されており、図書室にはフランス語図書45,000冊、定期刊行物1,000点、日刊紙3紙を所蔵し、館内で自由に閲覧できる。フランス語を勉強する者にとって非常にありがたい存在である。